焼肉？ 総合評価：★★★☆☆
亀八食堂（三重県亀山市）
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世の中には他に喩えようのない食べ物が存在する。三重県最強のＢグル、亀八食堂である。「ここって何屋さん？」・・・「亀八」としか説明のしようがないのである。
席に着くと脂ぎったこ汚い鉄板がコンロの上に乗っているはずだ。この縁付きの鉄板は亀八ワークス仕様スペシャル版である。裏面にはきっちりと補強のブレスが入っており、耐久性もばっちりだ。明らかに前の客が焼いた焦げと推測される黒いつぶつぶもスパイスだと思おう。
※神経質な方にはお薦めできない。
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亀八の作法だ。まずは肉の種類を選ぶ。牛・豚・ホルモン・・・各種のメニューが並ぶ。が、何を選んでも（後に述べる理由で）大差ないので、気分の問題だ。強いて言えばホルモンＡは外せない。（ホルモンＢとの違いがいまひとつ覚えられない）
しばらく待つと店員さんがボールに山盛りの野菜に乗った"亀八"を持ってきて・・・いきなり鉄板上にぶちまけてくれる。
その中身は、肉＋野菜＋ラード＋謎の味噌。この味噌が亀八の味の極意だ。結局、何を焼いてもこの味噌の味になってしまうのであった。
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さて、ここからが勝負だ。全員で箸を持ってぐりぐりと鉄板上のものを一心不乱に撹拌する。焦げないコツは如何に的確にラード底に沈めるかに掛かっている。
で、熱々のうちに食らおう。但し、全部食べ尽くしてはいけない。少々具を残し・・・
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締めのうどんを投入だ。味噌味の焼きうどん風の何かが出来上がるが・・・この味も「亀八」としか喩えようがない。
かつては土間がある古い店でトラッカー御用達の殺伐とした店だったのだが、最近建物が新しくなりファミレス的なこざっぱりした店に変わってしまった。
が、あの鉄板と親爺のもみあげは健在である。食べ終わって会計中に後を振り向くと・・・ひたすらにガシガシと、へらで鉄板を削る親爺の後ろ姿がきっと目に映るはずだ。
※絞めのうどんをご飯にすると・・・亀八丼が作れるぞ。 |
大盛り度★★★☆☆ 価格★★★★☆ 味★★★☆☆ 接客★★☆☆☆
ファミリー度★☆☆☆☆ リピート度★★☆☆☆
[DATA]
三重県亀山市布気町1799
05958-2-0828
10:00〜23:30(土曜日10:00〜22:30)
第３月曜日定休
駐車場あり
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