ステアリング学習リモコンALCON

 元々社外品のカーコンポに交換して使えなくなってしまったステアリングリモコンを復活させる商品であるALCON。原理は社外品の赤外線リモコンからの信号を学習させ、ステアリングリモコンの信号に変換して出力することで、リモコンで操作可能なあらゆる機能をステアリングリモコンへ割り当て可能。

 ラインナップの中にソニーのカーオーディオ用の有線リモコン・ロータリーコマンダーを有線接続できるモデルを見つけたので早速実験だ。学習元はナビ(SONY XYZ-77)の赤外線リモコン。これでナビの操作が手元でできるはず。

 接続できるロータリーコマンダーはRM-X2S,RM-X4Sが実績あり。ロータリーコマンダーは既に生産中止(そもそもSONY自体がカーオーディオ・カーナビから撤退)なのでネット・オークションで入手(\1,200)したが・・・落札したのは間の型番のRM-X3S。微妙な状況になってきた。とりあえず接続だ。
 さて、恒例の電源取り出しだ。パネルをばらしてオーディオ裏からアクセサリ電源を取り出す。元に戻せるかいつも不安になるが・・・まぁ、なんとかなるもんだ。
 必要な配線は2本。アクセサリ(ACC:赤)をオーディオ・ハーネスより分岐(2番の赤/白)。
 アース(GND:黒)をシャーシへ接続。相変わらず錆びてるなぁ。
 分岐にはワンタッチ分岐タップが便利。線を剥かなくてもペンチで挟むだけで配線が分岐できる。定番はエーモン製のもの。

↓色々揃っている。セットを1つ持ってるとなにかと便利だ。

エーモン 配線コネクター エーモン 配線コネクター エーモン 配線コネクター エーモン ターミナルセット E-3 ターミナルセット 配線コネクター(0.3sq)白 配線コネクター(5.0sq)黄
 本体は助手席側足下のカバー内に設置。オーディオ裏から配線を通す為にまずは針金をカバーの内側へ先に通し・・・
 針金の先に配線をテープで仮止めして、
 針金ごと上に引っ張り上げる。狭い隙間に配線を通す定番のテクニック。

 電源およびアースを接続する。
 ロータリーコマンダーはウィンカーに干渉しない様気を付けながらステアリングの左側に取り付け。純正パーツの様にしっくりと周囲にとけ込んでいる。両面テープは付属のものではなく、PP、PE専用のものを使用のこと。普通の両面テープでは付かない。
 赤外線の送信部は指向性が高いので設置角度に注意しよう。
 結局ナビ本体赤外線受信部の近くに取り付けた。

 最後にナビのリモコンボタンからの信号をALCONを介してロータリーコマンダーのボタンへ割り当てる学習操作を行う。操作は簡単。受光部はAKLCON本体基板に付いているので、ナビのリモコンはALCON本体基板に向かって行う。学習完了後はALCON本体の受光部は使わないので目立たないところに隠しても大丈夫。
(1)学習先のロータリーコマンダーの学習させたいボタンを押しながらキーをACC位置へ
(2)ピッと音がしたらボタンを放し、学習元のナビの割り当てたいリモコンボタンを押す
(3)ピピッと音がしたらナビのリモコンのボタンを一旦放し、再度押す
(4)ピピピッと音がしたら学習完了、ナビのリモコンのボタンを放す
※続けて別のボタンの学習を行う際はキーをOFFにしてから(1)〜(4)の操作を繰り返す。

 ロータリーコマンダー → ナビのボタンの割付は、
 [SOURCE] → [SOURCE]
 [Disc(上)] → [ZOOM OUT]
 [Disc(下)] → [ZOOM IN]
 [+] → [UP]
 [−] → [DOWN]
 [PGM] → [DISPLAY]
 [ENTER] → [設定]
 [LIST] → [MAP]
 [OFF] → [<]
 [MODE] → [現在地]
とした。ナビの操作はもちろん、HDに積んだmp3ファイルの操作が楽チン。まだ押し込んで上下の割付が残っているが、特に割り付けたいボタンがないので未割り付けのまま放置。

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