1.まずはファームウェアを最新に |
当然だが準備としてIntel CPUを搭載したMacとWindowsのパッケージ('07/07時点ではアップグレード版は不可)が必要だ。Mac
OS はMac OS X Tiger v10.4.6以降。ここでアップデートしておこう。 |
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2.最新版のBoot Campをダウンロード |
Boot Campはアップルのホームページで入手できる。事前にここを読めばおおよその雰囲気が分かるはずだ。Boot Campには、
(1)ブート時のMac OSとWindowsのセレクタ
(2)ハードディスクのパーティションをWindows用に分割
(3)Windows用のドライバCD作成
の3つの機能がある。 |
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3.Boot Campのインストール |
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Mac側でBoot Campをインストールし、
・Windows用のドライバCDを作成
・Windows用のパーティション作成
を行う。Windows用パーティションはMacパーティションの空き領域から分割して作成する。Windowsパーティションを削除し、元のMacパーティションに戻す際もMac側からBoot
Campで行う。
※試用期限切れでインストールできないときは、PCの時計を戻せばOK。
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4.Windows Vistaのインストール |
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3.で作成したWindows用パーティションにWindows Vistaをインストールする。Windows
VistaのインストールCDを挿入し、普通にインストーラの指示に従って進めればOKだ。
3.で時計を戻しているとアクティベートで引っ掛かる可能性があるので、忘れずに元に戻すこと。
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5.Windows Vistaの起動 |
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インストール途中の再起動も含めて、Windowsを起動したいのにMac OS やCDから起動してしまう場合は、電源ON時に
alt(option)キーを押し続けると、ブートデバイスの選択メニューが表示される。
Windowsをデフォルト起動にするには、Mac OS側からシステム環境設定の起動ディスクまたはWindows側のBootcampのいずれからも可能。
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5.Windows Vistaの環境設定 |
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Vistaが起動できる様になったら、3.で作成したドライバCDを用いてiSight等のMac固有ハードウエアのApple純正ドライバ群をインストールする。Migfhty
Mouseを使っているとドライバインストール後に認識しなくなるので、コントロールパネルのBluetoothデバイスより設定を行い再度認識させる。
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6.Boot Campのバージョンアップ |
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Boot Camp自体のバージョンアップを行っても、インストール済のWindows環境には影響なく使えるので特に問題はない。
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※おまけ※ |
1.Migfhty Mouse |
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Apple純正の神マウス、Mighty Mouse。Bluetoohのワイヤレス仕様だ。一見1ボタンマウスに見えるが不思議なことに左右別々にクリックでき、2ボタンマウスと全く変わらない操作感だ。左右横にもボタンがあるので4ボタンマウスとして機能する。
秀逸なのはスクロールボール。360°回転するのでマウスを握ったまま縦・横のスクロールが自由自在。一度使うともう手放せない。 |
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裏側。レーザーセンサー部分の蓋が電源のON-OFFスイッチになっている。電源は単三電池2本だが、1本でも動作する。持ち運び時に軽量化が可能なのだ。
しばらく使っていると・・・スクロールボールの上方向が効かなくなってきた。どうやらローラーにゴミが付着して回らなくなった様だ。
ここで問題が。接着剤で組み立てられている為、分解清掃ができないのだ。 |
※ Mighty Mouseの分解清掃 ※ |
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もちろん分解を行うとメーカー保障は受けられなくなるのであくまでも自己責任で。
まずは上蓋の周囲にあるグレーの部品を切り離す。ここは接着されているので力技で分離するしかない。結構時間が掛かる作業だが、ここを乗り越えれば後は比較的簡単なのでがんばろう。
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お薦めな道具はオルファのアートナイフプロ。グッドデザイン賞受賞だ。 |
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ナイフでひたすら周囲を切って行く(横ボタン部は除く)。カッターだけで完全に切るのは困難なので、概ね半分の深さまで(1〜2mm)切り込んだら・・・
※かなり力が要るので手を切らない様注意。 |
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横ボタン部からマイナスドライバーを突っ込み、バリバリとこじ開けながら分離する。グレーのパーツは復元不要なので割ってしまっても構わない。 |
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分離後。ここまできたら後は楽勝だ。 |
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拡大。接着剤でがっちりくっついている。 |
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○印の部分をマイナスドライバーで内側から外側に向かって、上蓋を広げながら外す。 |
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ぱかっと上下が分離できるはずだ。フラットケーブルが2本繋がっているので、下側のコネクタを外し上下を完全に分離する。 |
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コネクタの左右にある黒い部分をドライバーで引き出すとケーブルがするりと抜ける。ケーブルには裏表があるので、戻す時に向きが分からなくならない様に。緑色のケーブルは線が2+3で5本あり、2本組の方が左側になる向き、オレンジの方はどちらの面に銅線が剥き出しになっていたか覚えておこう。 |
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分離完了後。 |
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ボールの裏側。プラスねじ3本で止まっているが、丸印のねじの頭にはグリスが付いているので戻すときに同じ場所に戻せる様に注意。 |
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ボールとご対面。ボールの周りにある十字型の白い部品を上に引き抜くと分解完了だ。この部品も向きがあるので、後で迷わない様、向きを覚えておく。4本の足の内、ピラミッド状にギザギザしている部分がフラットケーブル側になる。ローラーが4本飛び出してくるのでなくさない様気をつけながら慎重に引き抜く。 |
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これがボール周りのパーツ。先端に黒い磁石が付いたローラー4本の内、一本に毛玉が巻き付いている。通りでスクロールできない訳だ。
後はこのローラーを掃除して逆の手順で組み立てるだけだ。 |
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ローラーはこんな感じに戻す。ボールを載せて蓋をする。 |
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次回の分解を容易にする為、ここまで戻せば十分。機能的に問題ない。カリカリという軽快な動作音も戻り、見違える様なボールの滑らかさだ。 |
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2.電源コネクタ |
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子供が魔法の様に吸い寄せられて手を着いて壊してしまう電源のコネクタであるが、最近のMacノートは差込ではなくマグネットで貼り付けとなっており、万が一上下方向へ衝撃が加わってもポロリと落ちるだけで壊れないのがうれしい。 |
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3.Ready Boost |
Windows Vistaの新機能の中で、唯一興味がそそられたのはReady Boost。なんとUSBメモリの空き領域をWindowsのキャッシュ・ドライブとして使うことができるのだ。実際の操作は簡単。
(1)USBメモリを普通に差す。
(2)エクスプローラでUSBメモリが認識されているドライブを右クリック→プロパティ→ReadyBoostタブをクリックで設定画面が開く。
(3)「このデバイスを使用する」をチェック、スライドバーでキャッシュに当てたい容量を設定する。
(4)「OK」をクリック。 |
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体感効果としては、ハードディスクへのアクセス音(頻度)減少と、(爆音)冷却ファンが作動する頻度が減少(というかめったに動かなくなる)の2点が顕著である。 |
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4.携帯を接続 |
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5.困ったこと |
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よく考えれば当たり前なのだが、Macのキーボードは半角/全角キーがないので日本語入力時にちょっと手間取る。
任意のキーに割付変更可能なフリーソフトで、使用頻度の低いキーにIME起動を割り付けてしまうのが良い。
お薦めはKbdApple。デフォルト・インストールで英数キーで半角/全角が切り替えられる様になる。
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